小さな子どもがいる家庭には、"モノ"が溢れていた方がよいと思っている。特に「本」はたくさんあった方がいい。
今日、知り合い宅で、8歳の息子さんがお父さんの部屋に忍びこんで、本棚を眺めているのを目撃した(お父さんは知ってるみたいね)。私も本がたくさんある親戚の家に行くのが好きだった。本棚を眺めているだけで、楽しくなってくるのは、幼少の体験が強く影響している。もちろん、学校にも図書館にも本は山ほど置いてあるのだが、子どもに読ませたくない本はない。
子どもに「本を読みなさい」と言わなくても、本がたくさんある家で生活していれば、自然と興味が出てくる。難しい経済の本なんか、読んでも理解できないのだが、挿し絵がおもしろくて、なんとなく見ているとか、そんな感じだ。"読書"にはならないが、断片的な情報が頭の中にストックされていく。その不完全な知識が、あるとき突然、結びついて、全理解につながるのは、子どもにとっても快感だろう。
一冊ごとにじっくり読むのが、読書の基本かもしれないが、乱読もよいと思っている。子どもにとって、乱読できる環境(本がたくさんある家)は、好奇心を育む。
ネットを使い始める小学校6年生、つまり10歳くらいまでは、オトナの本に囲まれた生活が重要かもしれない。
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